ギランバレー症候群(GBS)と診断された方へ

ギラン・バレー症候群と診断され、とても驚いたことと思います。今までに経験したことのない出来事で、不安なお気持ちではないでしょうか。

このサイトでは、全国のギラン・バレー症候群の患者さんにご協力いただき、患者さんの臨床情報を集めています。

ご登録していただいた患者さんには、ギラン・バレー症候群の理解に役立つ正確な情報を定期的にお届けします。また、ご希望される方は、ギラン・バレー症候群についてわからないこと、不安に思っていることを、ご相談いただけます。

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ギランバレー症候群(GBS)とは?

病態

ギラン・バレー症候群とは、細菌やウイルスなどの先行感染に対する私たちの免疫が、末梢神経系も攻撃することで生じる末梢神経の病気です。

症状

症状は患者さんによって異なり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。典型的な症状として、足に力が入りにくくなることから始まり、これは腕や顔に広がることがあります。また、同時にしびれ感や感覚が鈍くなるなどの症状も出ることがあります。一部の患者さんでは、呼吸に関わる筋肉が麻痺することで、自力で呼吸をすることが難しくなり、挿管や人工呼吸器の装着が必要なことがあります。症状は急速に進行しますが、治療をしなくても4週間以内にピークを迎え、進行が止まります。

治療

治療は発症1~2週以内の早期に行い、末梢神経障害が進むのを抑制することで、重症化を抑制できる可能性が高くなります。標準治療は免疫グロブリン大量静注療法と血漿交換療法で、両者の効果は同等とされます。また、早期からリハビリテーションを行うことも重要です。

予後

ギラン・バレー症候群は一般的に、予後が良い病気というイメージがあります。しかし、実際には発症から1年後に、自力で歩けない方が約15%いらっしゃいます。また、中等・重症例の方では発症から1年後に4割弱の方が痛みを訴え、生活の質に大きく影響します。

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